認知行動療法

不安、抑うつ気分など不快な気分の時には、片寄った思い込みやあまり役に立たない考え方をしてることが多くの研究から明らかになっています。
認知行動療法は、この片寄った考え方(マイナス思考)に気付いて、それを修正して不快な気分を適切に処理し、困難な状況に向き合うために、より効果的な方法を見出すことを援助する心理・精神療法です。

本療法は比較的新しい療法ですが、うつ病、神経症、不眠症などに良好な治療成績を上げています。

添付画像


うつ病集団認知行動療法参加者募集


2021年の集団認知行動療法につきまして、新型コロナウィルス感染症感染拡大防止の観点から「参加人数を縮小」「部屋の換気」「各参加者と一定の間隔を空ける」「環境設備の消毒」を徹底しながら実施することになりました。
従来であれば定員8〜10名で行っていましたが、感染対策上、「定員4名以下」(スタッフ含まず)で実施いたします。
人数制限のため参加を十分にお受けできない場合がありますが、ご理解いただけると幸いです。
参加に際しましては、「マスク着用」をお願いいたします。
また、県内の感染状況によっては実施時期中であっても中止する場合がございますのでご了承ください。

目的:薬物療法と支持的精神療法だけでは十分な効果が得られていないうつ病の患者さんの病状回復と社会復帰を目指します。

対象:うつ状態の病患者さん。沖縄県内の方のみならず、県外の方も歓迎します。まだ治療を受けていない方も対象とします。

スタッフ:精神科医、精神保健福祉士、看護師、心理関係者

期間:1週間に1回(火曜日:1:30〜3:00)、計12回(約3ヶ月)

2021年第1期: 1月 5日〜 3月30日※第1期は定員に達しました
2021年第2期: 5月11日〜 7月27日
2021年第3期: 9月 7日〜11月30日


内容:講習とグループディスカッションなどで、テキストは配布します。

定員:1期8〜10人(先着順)

費用:各種の保険が適応となります。詳しくは医事課にご相談下さい。県外の方の宿泊などについても医事課に相談して下さい。

効果:個人差、病状の差にもよりますが明らかな効果が認められます。

マインドフルネス認知療法とは

マインドフルネスとは

マインドフルネスとは、意図的に、今この瞬間に、価値判断することなしに気づくことを意味します。瞑想、座禅、ヨガなどと共通する面があります。この技法は、認知行動療法に取り入れられ、マインドフルネス認知療法として医療の現場などで使用されています。

何が学べますか

  1. 特定の対象への注意集中
  2. 思考、感情、身体感覚への気づき
  3. 受容・非嫌悪・非執着
  4. 受け流すこと
  5. 「すること」ではなく「あること」
  6. 身体に現れた問題に気づきを向ける
これらの技法を学ぶことによって、再発のわずかな前兆に気づくことを学びます。これらをもとに、あなたの再発防止・予防のための初期警報システムを開発し、抗うつ行動とアクションプランの作成を行い実行します。
目的うつ病、うつ状態の改善と再発予防
対象うつ病、うつ状態から回復した人で、再発予防療法を受けたいと望んでいる人。性・年齢は問いません。1クラス約10人です。先着順となります。
うつ病の治療、他のメンタルヘルス不調にも有効です。
場所当院会議室(2階)
期間第14期 2019年6月5日〜2019年10月2日
週1回(水曜日午後1時30分〜3時)で計8回のセッションとその後5回フォローアップセッション、計13回があります。
第15期以降は以下の通りです。
第15期:2019年11月6日〜2020年3月4日
第16期以降も開催予定です
スタッフ精神科医、精神保健福祉士、心理関係者

具体的な内容

各セッションごとにテーマがあり、そのテーマに沿って「講習」「練習」「訓練」「宿題」があります。第1週(第1セッション)について紹介します。
講習再発防止・予防について、マインドフルネス認知療法とは、マインドフルネス認知療法に対する心構え。
練習気づきをもってレーズンを食べる、ボディスキャン瞑想(ガイダンスCDを使用)。
訓練グループ作り(雰囲気とルールの説明)、自己紹介。
宿題30分間ボディスキャン瞑想、毎日、シャワーを浴びるなど習慣になっている活動に目を向ける。
 
久田病院
〒901-1101
沖縄県島尻郡
南風原町字大名275
TEL: 098-889-3206
FAX: 098-889-5311